Youtube動画を視聴してもらい,その動画についての評定を行う課題を作成します。動画評定だけでなく,気分誘導に動画を見てもらう,実験説明動画を見てもらう,などにも応用できるかと思います。なお,Youtubeの再生にはインターネットに接続されている必要があります。自前の動画を用いた方法については後日追加します。
まず,呈示するYoutube動画を探します。今回は,(権利的な問題が生じにくそうなので)山形大学の70周年記念動画を対象にしてみます。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=10&v=3p6JSSdu-7E
Youtubeに行き,「共有」から「埋め込み」を選び,以下のように埋め込み用のHTMLを作成してください。そのHTMLをコピーしておきます。
次にlab.js Builderを起動し,以下のような手順で動画埋め込みHTMLを埋め込んでください。
サイドバーから「Page」コンポーネントを作成
「Page」コンポーネントのContentにある最初の質問項目は削除
Contentの「+」からRaw HTMLを追加
作成したRaw HTMLにYoutubeで作成した埋め込みHTMLをペースト
以下の画像のようになったかを確認
ここまでできたら,サイドバーの▶をクリックして,テストしてみてください。Youtube動画が埋め込まれたページができているはずです。つづいて,「動画を再生してもらい,動画を見終わったら,次に進んでもらう」という教示を追加しましょう。
これで,参加者は動画を視聴後に次へ行ってくださるかと思います。なお,このままでは必ずしも動画を視聴せずとも次にいけてしまう状態ですので注意してください。実際の実験に用いる場合には何らかの方法で動画の視聴後に移動するように設定するか,もしくは,分析時にこのコンポーネントの実施時間をチェックして,動画の再生時間よりも短い参加者は除外するなどの対応が必要でしょう。
最後にこのコンポーネントの名前を「Page」から「movie」に変更しておきましょう。ついで評定場面を動画の後に追加していけば,評定課題の完成です。評定場面については,評定課題(多肢選択・Page使用) で解説しているので,ここでは省略します。
なお,埋め込みHTMLには以下のURLにあるように様々なパラメータを指定できるので,工夫次第で「自動再生」などを行うように設定可能です。